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年頭所感 2016

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あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。

学生時代ラグビーをやっていたこともあり昨年9月19日に日本代表が南アフリカを倒し勝利を勝ち取った試合では本当に感動しました。終了直前にゴール前でペナルティ。同点ゴールを狙わずスクラムを選択し、逆転トライをもぎ取る。勝負への執念は本当に素晴らしい結果を残しました。 言い換えるとグランド各選手全員が「諦めない」気持ちがあったからこその結果でした。2015年の終わりに感動と勇気をもらいました。

仕事のこと

当社も設立して16年目となりますが、まだ会社の規模はちっとも大きくなっていません。会社の組織を大きくしたりや売上拡大を追求する前に、小さな会社でも社会的に認知され、生活者に本当に必要とされる情報サービスを確立したいという初志を貫徹するために奮戦中なのです。

2007年に不動産の売却専門サイト(不動産価格.net)を開設しました。大切な時間や物語が刻まれた不動産を売却するのに、後悔はしてほしくない。以前にも書きましたが、12年前に父が他界した際、深く考えず不動産会社に言われるがままに売却し、後の祭り的な思いも経験しました。もっとしっかり情報収集して、自分で比較し納得する(自己責任)プロセスが必要だったと痛感したのがこのサイトの開発する動機となりました。

複数の不動産会社から査定やプランを入手し、比較できるサイトを開設し9年間コツコツと運営してきました。以前は競合する新規参入サイトが増え、それに伴い広告費が暴騰し、経営的にも苦しい危機的な状況もありましたが、幸か不幸か、零細ゆえに最低限な体制で運営できていたおかげでなんとか現在も生き残れています。 一方で、継続は力なりと言いますか長年続けてきたおかげで、不動産業界での認知度もあがり全国規模に発展し、業界上位大手不動産会社が全て参画し、全国で1200を超える不動産会社の営業所が無料で査定をしてくれるようになりました。その結果、「一般個人の売主にとって最も有力な選択肢」として認知されるようになってきました。

今後の課題

2つあります。ひとつは地方の地元で有力な不動産会社はカバーしていくこと。もうひとつは売却する一般個人の不動産に関するリテラシー向上、正しい判断に資する情報を提供していくことです。

一つ目の課題:地方の地元で有力な不動産会社も掲載していく

現状、当サイトでは国内の主要都市圏はそれなりにカバーできていますが、不動産会社の登録ない地方の市町村では「査定を担当する会社がない」という残念な状況があります。一般個人の方がネットで検索して、当サイト(不動産価格.net)を見つけてもらっても査定を担当する会社が揃っていないという残念な状況があります。

これを解決するためには、地元で認知度があり実績がしっかりしている不動産会社を見極め、掲載(参加)してもらうという作業をひたすら続けていかなければなりません。その地元の情報収集や掲載交渉には手間とコストがかかります。さらに、地方の地元で有力な不動産会社は、地元での実績や認知度で実際に来店する顧客への営業だけで成り立っている部分もあり、当サイトのような外部反響まで取り込むニーズは大きくないという実態もあります。当社は資金力もスタッフも限られている零細企業だけに、知恵を絞って、この課題解決に取り組むしか解決策はありません。

二つ目の課題:一般個人の不動産リテラシーの向上のお手伝い

9年間、当サイトを運営してきて実感しているのですが、一般個人売主の多くは不動産に関するリテラシーは低く、不動産売買について「高く売ってくれ!」で丸投げな状況が大半です。失敗したら不動産会社のせいにしてひどい時には「不動産会社がカスで大損した」などと場違いなことをいう方も少なくありません。一方で不動産会社サイドにも問題はあります。一般個人のリテラシーの低さを理解しつつも、売らんが為に自社に都合のよい情報だけを提供し契約をとっていくケースも多くあります。

両者の功罪を批評しても建設的ではありません。消費者が賢くなり、不動産会社を見極める目を持つことが重要と考えています。消費者のリテラシーが向上すると、意図的な顧客囲い込みや情報誘導をしている不動産会社は淘汰され、取引情報を開放的かつ透明性をもって提供し仲介を営む不動産会社が増えることで、結果的に安心して住み替えや資産整理をより能動的に行う顧客が増える(不動産会社としては機会増大)という好循環が生まれると思います。 加えて、行政面でも規制監督のゆるさや時代錯誤な不動産取引情報のオープン化の遅れなど、改革が加速すれば完璧なのですが、、、

このような背景のもと、当社として、地方展開を加速させていく仕組みつくりと、一般個人の方が売却する際に知っておくべき重要な情報を整理し提供していくことの2つの課題の解決にむけて知恵を絞り中期的な取組を強化していきたいと思っています。

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